2018年10月8日月曜日

値下げされた新CUREとEVERの比較


新CUREは10月から値下げされました。保障内容は以前とほぼ同じであり、違いは新プランには2つの特約が追加されています。

追加された特約
○入院一時金特約(主契約の入院給付金が支払われる入院(日帰りを含む)をしたときにもらえます。)
○通院治療支援特約(主契約の入院給付金が支払われる入院後に生存して退院したときにもらえます。)

値下げされたのは、基本プランだけで、特約のがん一時金は1,970円から2,135円に、重度三疾病一時金は2,490円から2,715円に値上げされています。

通常お客さんは、基本プランだけ選ぶ人は希ですから、特約もあれこれ付けると、結局以前のCUREよりも割高となりそうです。

そこでおすすめの賢い選択方法は、入院日額5,000円で保障が足りないと考える人は、入院日額を1万円にした基本プランとすれば、前CUREよりも368円ほど割安になります。

保険屋さんは脅しをかけて、特約を「おすすめ」しますが、賢い医療保険の選び方は、特約などの「質」ではなく、入院したらもらえる給付金の「量」で選ぶのです。

注意
「質」とは、特約などの給付金が支払われる「事由」のこと。
「量」とは、給付事由はともかく、入院治療にかかった医療費全額を医療保険から給付されればよいので、入院日額や手術給付金などを適切に設定し、特約を付けないのが賢い選択なのです。

基本プランについて、新旧のCUREとEVERを比較したものが次の表です。

CUREとEVERの詳しい比較は、こちらをご覧ください。

閑話休題

シェア拡大に必死なオリックス生命は、アフラックばかり売る乗合代理店などに「自社推奨なら手数料を上乗せ」しますと裏工作をしていたようです。(乗合代理店に公然とこのチラシを配付していたようなので、表工作ですね。)

こうでもしないとCM大王のアフラックの牙城はなかなか崩せないようです。

でもこのチラシに対して、金融庁はかなりお冠なご様子で「比較推奨のプロセスを歪める」とおっしゃられています。

参考
生命保険協会「保険募集人の体制整備に関するガイドライン」より
比較説明に関する留意点(比較推奨のプロセス)
○他の商品との比較を行う場合には、契約概要など、顧客の正確な判断を行うために必要な事項を表示した書面を利用し、保険業法第300条第1項第6号および監督指針Ⅱ-4-2-2(9)を踏まえて適切に説明を行う必要がある。・・・要は公平にやりなさいということ。


しかし保険の乗合代理店で、清く正しく公平に「比較推奨」しているところが一体どこにあるのでしょうか?

もしどこでも清く正しく「比較推奨」しているとすると、すべての保険代理店は同じ商品をおすすめしていることになります。

そこで元保険屋さんとして言わせて頂ければ、保険の営業は皆「実入りの良い商品を売りたい!」のです。

比較しているのは「手数料の多い商品はどれか」だけです。

み~~んな生活がかかってんですからね・・・

参考
保険を売っている人は、そのほとんどが個人事業主(社員ではない)なので、その月の売り上げで翌月のお給料が決まります。


今回はオリックス生命が尻尾を掴まれて、やり玉に挙がりましたが、保険業界すべてがドル箱である医療保険の販売強化に邁進しており、オリックス生命のようにドジを踏まないよう、各社深く深く潜行し、来店型保険ショップに対して裏工作にはげんでいるのです。

参考
週刊ダイヤモンド記事2018.9.21
「今月25日に新規上場する、保険代理店のアイリックコーポレーション。上場に向けて当初公開した有価証券報告書では、経営支援策として手数料を加算して支払ってもらっているとして、生保8社の社名をずらりと並べていたが、9月に入って訂正し、その項目を丸ごと削除したのだ。」つまり裏金はこの業界の常識。そして提案各社の商品の中から、営業職員は手数料の高い保険商品を全力で売るのです。公平に比較とか、お客様のニーズに最適とか言っているのは素人を騙す口実に過ぎないのです。

ということで再び書きますが、「来店型保険ショップにのこのこ出かけて行く人は、人の良いカモネギさん」なのです。




2018年9月3日月曜日

オリックス生命の「新キュア」 初の値下げ!


10月から「新キュア」が約3%値下げされます。
新キュアの値下げは発売開始以来初めてです。

参考
オリックス生命の「新がん保険」は値上げされています。

こちらに書きましたように、今年4月に「標準生命表」が11年ぶりに改定され、平均寿命が延びたため死亡保障(生命保険)は各社一斉に値下げされましたが、医療保険や介護保険は寿命が延びることでコストが嵩むため、3~5%の値上げが予想されていました。

この値上げ予想に反してオリックス生命は10月より「新キュア」の保険料を値下げすると発表しました。(値下げの詳細が分かりましたら、新旧の比較表をUPする予定です。)

参考
平均寿命は伸びましたが、一方厚労省の強力な指導の下、入院期間の短期化もかなり進んでいますから、入院日数で給付金を支払うタイプの医療保険は、保険会社によっては値下げできる余力が生まれているかも知れません。


オリックス生命が値下げした理由として、今や医療保険は、保険会社にとって主力商品ですから、その売れ行きが会社の利益に大きく影響していることが背景にあるのかも知れません。

とは言うものの、各保険会社の対応はバラバラです。
各社の対応状況は以下のとおりとなっています。

≫値下げ組
オリックス生命、三井住友海上あいおい生命、メットライフ生命、ネオファースト生命

≫据置組
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命

≫値上げ組
日本生命「総合医療保険」


値下げ組は、この困難な時期にこそ「値下げ」により、一気にシェア確保に走ったようです。

特に「新キュア」の場合、1年間の新契約件数が36.5万件と、アフラック「EVER」の45.3万件に次ぎ2位に甘んじていますから、「新キュア」の優れた商品性+値下げにより、今の順位を逆転し、医療保険の首位を狙っていることは明確です。

これに対しアフラック「EVER」がどう出るのか?
楽しみです・・・


私の個人的見解では、以前は「EVER」の優位性は明確でしたが、はっきり言って今では「新キュア」のコスパの方が優れています。

ではなぜアフラック「EVER」が今でも1位を維持できているのか?

その理由として、テレビCMの余りの多さと、一般の方が保険のコスパについて比較ができない(多くのFPも同様の)ためであると考えられます。

もう一つの理由として、保険ショップの利用が増えているため、「騙される人」が多く居ることです。ですから「無料相談」にのこのこ出かけていくのもどうかと思います。


いずれにしてもこの超低金利の世の中で、コスパの良い保険を選ぶことは難しいのですが、私の考える基準は次のとおりです。

1 貯蓄性がまったくなくなったので、終身保険はクズしかなく、一方短期の「定期保険」はお得になりました。

2 医療保険も「定期タイプ」がおすすめであり、60歳以降は保険を解約し、貯蓄で対応するのが最もコスパが良くなります。

3 はっきり言って契約期間が10年を超える保険は、90%以上の確率で損をしますから、一切関わらないことです。


蛇足
銀行はAIとフィンテックにより将来消滅すると言われています。
保険会社も似たもので、やがては消滅するかも知れません。
(このことは就活生の常識となっており、現状大手の銀行などは新卒採用を大幅に縮小しています。)
ですから10年後、20年後に「第一生命」「日本生命」「明治安田生命」などがそのまま存在していると考えず、1000万円近い金額(大事な老後生活資金)を保険会社に丸投げするようなことは止めた方が良いと思います。


保険も金融商品ですから自己責任でお願いします。


2018年9月1日土曜日

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