2010年4月19日月曜日

だれでも入れる保険ってどうなの?

「アリコのずっとあなたと」は持病(高血圧や糖尿病等)があり、健康に不安を抱えて(投薬治療中など)おられる方でも入れる保険です。
○5年以内にガンの手術をしていないこと
○2年以内に入院や手術をしていないこと
○3ヶ月以内に医師から検査、入院や手術をすすめられていなこと
この3条件に掛からなければ申し込みができます。


具体例として、
50歳男性
A5プラン(入院日額5,000円コース)
に加入しますと
保険料は5,275円

保険料は割と安めですね。
給付は、1年目までは半額ですが、2年目以降、入院5,000円、手術5万円が保障されます。

生命保険文化センターの資料から、胃ガンで26日間入院した場合の自己負担額(高額療養費適用)は467,671円です。

この保険からは、入院給付金18万円、手術給付金5万円の計23万円が支払われ(推定額)、269,788円不足します。

同資料から、脳梗塞で51日間入院した場合の自己負担額は548,973円です。
(手術はしていない。)
この保険からは、入院給付金のみ30万円(推定額)が払われ、約25万円が不足します。

一方50歳からの累計の保険料ですが、
60歳までに633,000円
70歳までに1,266,000円
80歳までに1,899,000円となります。
(0.5%の利回りで積み立てた場合204万円になります。)

したがって、三大疾病でも20万円から30万円程度の給付額ですから、10年間貯金すれば、給付額の2~3回分は貯まります。
利子も付きます。
それに貯蓄は、介護費用や家のリフォームなど、なんにでも使うことができます。

川島FPのアドバイス
緩和型医療保険は、通常の医療保険に比較し割高です。
給付額も中途半端ですから、一生「安心」できる保障としては不十分です。
したがって私は、貯蓄が100万円以上ある方には緩和型医療保険をお勧めしません。
持病(生活習慣病)がある50台以降の方は、「貯蓄」で備えるのがもっともよい方法です。


参考
医療保険を選ぶ基準


保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。