2月14日 日本生命は、定期保険である「死亡保険」の保険料を最大で2割程度引き下げることを発表しました。
理由は、次のとおりです。
金融庁から標準生命表の作成について業務を委託されている日本アクチュアリー会が11年ぶりに「標準生命表」を改定し、金融庁の告示改正を得て、2018年4月から適用されるためです。
標準生命表とは、各年齢について死亡数(死亡率)が記載されており、いわゆる各年齢について寿命のローソクの長さが分かるデータなのです。
ちなみに、2007年の平均寿命は男性79.19歳、女性85.99歳、2016年では男性80.98歳、女性87.14歳となっていますから、男性は1.79歳、女性は1.15歳も平均寿命が伸びています。
つまり寿命がどんどん延びているのに、昔々の死亡率で保険料を計算しているため、保険会社には死差益が膨大に膨れあがっています。
参考
寿命が延びることで保険会社はぼろ儲け
そこで私は、日本アクチュアリー会に対して「毎年見直したらどうですか?」と提案したいのですが、忙しくて1億人もの被保険者のことなんか気にしていられないのかどうか分かりませんが、なんと思い出したように11年ぶりに見直ししたのだそーです。
もしかして日本アクチュアリー会は、保険会社の意向を忖度しすぎているのでは?
もしかして日本アクチュアリー会は、保険会社の意向を忖度しすぎているのでは?
保険会社はビッグデータを活用して云々と広告では言っていますが、肝心なところはスルーしているので、「そりゃーねーだろー」と私は一人で憤慨しています。
さて、この大幅な値下げは、新規加入者にだけ適用され、すでに契約してしまった方には適用されません。残念。
したがってこの状況より、保険に加入するなら割安な「定期保険」が絶対お得です。
超低金利のため割高となった終身の死亡保険や医療保険、介護保険、年金保険などは屑ですから絶対契約してはいけません。
「一生保険料が上がりません。」はあなたを騙す魔法の言葉です。
無視するのが賢い選択です。
「一生保険料が上がりません。」はあなたを騙す魔法の言葉です。
無視するのが賢い選択です。
参考