(表はクリックすると拡大します)
生命保険の原価(純保険料)を計算してみました。
標準生命表2007(男)のデータを使用しています。
保険金額が1,000万円、
10年定期保険の原価になります。
予定利率は1.5%としています。
死亡者についての保険料の徴収方法など厳密な計算ではありませんが、当たらずといえども遠からずの金額にはなっているはずです。
参考として各社の実際の保険料と比較してみます。
35歳(男)の場合
保険金額1200万円、10年定期として算出します。
参考
最新(2018年)の生命保険の原価はこちらです。
【第一生命㈱の堂々人生】
主契約分保険料 【 8,178円 】
表よりこの保険の原価は 1,199円×1.2倍=1,439円
原価率 1,439円÷(8,178円-1,667円)= 22%
(堂々ファンド20万円を含む、このファンドの積立分として1,667円を保険料から除きます。)
【ライフネット生命の定期保険】
月額保険料 【 2,066円 】
表よりこの保険の原価は 1,199円×1.2倍=1,439円
原価率 1,439円÷2,066円= 70%
両社には大きな原価率の開きがあります。
原価率が大きいほど保険としてのコストパフォーマンスに優れていると言えます。
大手生保は、積年の非効率な会社経営の結果として、「お客様」から保険料を搾取することを平気で行っています。
原価率が30%以下を「常識」として保険を売っている会社があることを多くの人に知ってもらいたいと思い私はこのブログを書いています。
注:原価率の計算において使用した保険料には、保険金額1200万円に直接関係しないものが含まれている可能性もあり、厳密に正しい数値ではありませんので、参考値としてお考えください。
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