新健康のお守り、新CURE、ちゃんと応える医療保険EVERその他内容を更新しました。
前提は、50歳男性、限度日数60日、終身払。
入院日額及び特約は、保険料が5~6千円程度となるよう選択しています。
各社の商品プラン及び特約の内容は次のとおりです。
アフラック 【ちゃんと応える医療保険EVER】
三大疾病入院一時金、総合先進医療
オリックス生命【新CURE】
がん充実保障プラン
NKSJひまわり生命【新健康のお守り】
医療保険(2014)B型・手術I型・60日型
東京海上日動あんしん生命【メディカルKit】
基本プランⅠ型(10倍)タイプ
メットライフアリコ【やさしくそなえる医療保険】
先進医療安心プラン
楽天生命【楽天生命スマート】
手術給付金10倍
次の表に各社商品の保険料と保障内容を示しています。
(表はクリックすると拡大します。)
この表の保障内容を前提として、次に示すけがや病気になったときに、各保険からの給付割合をレーダーチャートに示しています。
虫垂炎
給付割合とは、たとえば胃がんで入院した場合、病院に支払った金額を50万円とすると、医療保険からの受取額が100万円なら、給付割合は200%になります。
レーダーチャートでは、それぞれの入院において病院に支払った金額を100%(グラフ中心の薄紫色の6角形の範囲)として、給付割合を表示しています。
注
各医療保険からの給付額は約款などからの推定値です。
このグラフより、「ちゃんと応える医療保険EVER」がもっとも給付割合がよいと言えます。
EVERの給付割合がよくなった理由は、三大疾病入院一時金特約により脳梗塞、心筋梗塞、胃ガン、乳ガンの診断に対して50万円が給付されるためです。
「新CURE」は、がん(上皮内新生物を含む)診断治療給付金として50万円が給付されますが、脳梗塞や心筋梗塞では給付金が出ないため、このときの給付割合が46~60%と低くなってしまっています。
「新健康のお守り」は、医療用がん診断給付特約から25万円が給付されますが、金額は新CUREの半額であり、脳梗塞や心筋梗塞は給付金が出ないため、このように狭い範囲の保障となっています。
「新健康のお守り」と「新CURE」のがん診断特約について比較すると、
医療用がん診断給付特約 がん診断25万円、がん通院5,000円 保険料1,752円
がん充実保障プラン がん診断50万円、がん通院5,000円 保険料1,955円
「新CURE」は、保険料が203円高いのですがそれ以上の給付があると言えます。
次に他の3社についても同様にレーダーチャートに示しています。
メットライフアリコの「やさしくそなえる医療保険」は、がん診断給付金特約から100万円(上皮内新生物は50万円)が給付されるため、乳がんでは実質支払い額約33万円に対して3.7倍の123万円が給付されます。したがって、6社の医療保険の中では一番高額な保険料となっています。
保険料に対する保障内容についてはコストパフォーマンスを算出し後で比較しています。
東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit」もがん診断特約から50万円から給付され、給付割合としてはほぼ新CUREと同じとなっています。(メディカルKitの入院日額を7,000円とした場合に新CUREと同程度の保障内容となります。)
しかし保険料は新CUREよりも1,050円高くなっています。
楽天生命の「楽天生命スマート」は100%の範囲全体をバランスよくカバーしています。
これは入院日額を10,000円とし、91種類の手術に対して一律に10万円、1,000種類の手術には5万円がそれぞれ給付されることで、適切な給付内容となったものです。
その2につづく
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