Wコロンのねづっち風に、
「こくみん共済」とかけまして・・・
お子様ランチと解く
その心は・・・
盛りだくさんの割には大人向きではない。
つづきまして、「県民共済」とかけまして・・・
装備品が老朽化した自衛隊と解く
その心は・・・
何十年後、必要な時期には役に立たない。(自衛隊の話は現実に近い状況です。)
お後がよろしいようで、とはいきません。
解説します。
生命保険文化センターの資料より、胃ガンで26日入院した場合、自己負担額は467,671円です。
これについてこくみん共済(終身医療総合5000)からの給付額は、38万円(推定)ですから必要額の81%です。
同様に脳梗塞で51日入院した場合、自己負担額が548,973円に対してこくみん共済からの給付額は、30万円(推定)と必要額の55%しか出ません。
テレビCMでは先進医療が付くと宣伝しています。
最高100万円です。
保険各社が先進医療で念頭に置いているのは、陽子線や重粒子線治療なのですが、自己負担額は200万円~300万円にもなります。
こくみん共済の最高100万円にどんな意味があるのか、契約者を「先進医療」で釣りたいだけなのではと勘ぐってしまいます。
50歳(男)で(終身医療総合5000)の掛け金は6,260円と高め。
高い原因は、通院保障が付き、入院限度日数を180日にしているためです。
まあ、私のFPとして評価すると、付け足し程度の保険の割には高い!
です。
さて、県民共済については、結構保障が充実しています。
総合保障2型に三大疾病特約を付けた場合(掛金3,200円)、ガンについては、自己負担額の倍ぐらい出ます。
60歳までの定期保険ですから安いのは当然でしょう。
厚生労働省の患者調査によると、入院患者の85%は60歳以降の方たちですから、県民共済はこれから必要となる時期に保障が無くなるか半減してしまいます。
したがって私の意見は、一生涯「安心」できる保険としてはお薦めしません。
県民共済の詳細はこちらをご覧ください。
参考として人気の医療保険を比較しましたのでこちらをご覧ください。
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