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2018年2月15日木曜日

定期保険料の値下げが始まる!


2月14日 日本生命は、定期保険である「死亡保険」の保険料を最大で2割程度引き下げることを発表しました。

理由は、次のとおりです。

 金融庁から標準生命表の作成について業務を委託されている日本アクチュアリー会が11年ぶりに「標準生命表」を改定し、金融庁の告示改正を得て、2018年4月から適用されるためです。

標準生命表とは、各年齢について死亡数(死亡率)が記載されており、いわゆる各年齢について寿命のローソクの長さが分かるデータなのです。

ちなみに、2007年の平均寿命は男性79.19歳、女性85.99歳、2016年では男性80.98歳、女性87.14歳となっていますから、男性は1.79歳、女性は1.15歳も平均寿命が伸びています。

つまり寿命がどんどん延びているのに、昔々の死亡率で保険料を計算しているため、保険会社には死差益が膨大に膨れあがっています。

参考
寿命が延びることで保険会社はぼろ儲け

そこで私は、日本アクチュアリー会に対して「毎年見直したらどうですか?」と提案したいのですが、忙しくて1億人もの被保険者のことなんか気にしていられないのかどうか分かりませんが、なんと思い出したように11年ぶりに見直ししたのだそーです。

もしかして日本アクチュアリー会は、保険会社の意向を忖度しすぎているのでは?

保険会社はビッグデータを活用して云々と広告では言っていますが、肝心なところはスルーしているので、「そりゃーねーだろー」と私は一人で憤慨しています。


さて、この大幅な値下げは、新規加入者にだけ適用され、すでに契約してしまった方には適用されません。残念。

したがってこの状況より、保険に加入するなら割安な「定期保険」が絶対お得です。

超低金利のため割高となった終身の死亡保険や医療保険、介護保険、年金保険などは屑ですから絶対契約してはいけません。

「一生保険料が上がりません。」はあなたを騙す魔法の言葉です。
無視するのが賢い選択です。

参考



保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。



2017年3月28日火曜日

トンチン年金の真実


○トンチン年金のしくみ

生保各社から「トンチン年金」が発売されています。

その理由付けとして「死亡保障」よりも「生存保証(生きるリスクへの保障)」を重視しているとアナウンスしていますがウソ八百です。

その実態は、止むに止まれず「トンチン」しかなかったのです。

保険会社は今の「マイナス金利」にほんとうに苦しめられています。

契約者から預かった責任準備金の運用先がなく、日本国債に投資してもまったく増えないのですから。

例えば第一生命の「しあわせ物語」では15年間こつこつと積み立てても返戻率がわずかに102.3%。

この場合の実質利回りは0.33%。

でも「しあわせ物語」はまだ良心的です。
なぜなら契約者から預かった責任準備金を保険会社として必死で運用し、契約者が支払った保険料に僅かながら利息を上乗せして返してくれるからです。

しかし昨年日銀がマイナス金利政策を導入すると、責任準備金を運用してもまったく利息が付かず、せいぜい保険料をそのまま返すだけ(利回り0%)となってしまったため、年金保険としては「意味ないじゃん」という状況となってしまいました。

そこで苦し紛れに保険会社が考え出した(すでに300年前にアイデアがあった)のが「トンチン年金」という訳です。

しくみは、責任準備金の運用益が0円ですから、結局契約者が支払った保険料がそのまま保険金の原資となり、契約者同士が掛金(保険料)のぶんどり合戦をするのが「トンチン年金」なのです。

「トンチン年金」では生き延びた人が勝者となり、早く死んだ人が敗者となるのです。

これが契約者にとってよい仕組みなら、300年前のアイデアですから、年金保険が発売された当初より採用されていてもよいと思うのですが、保険会社としてもさすがに「これはないよな~~」と思っていたところ、背に腹は替えられず、マイナス金利となってしまっては「トンチン年金」しかないと採用に至ったのです。


では具体的に「トンチン年金」の仕組みを考えてみましょう。

今1,000人が「トンチン年金」にそれぞれが保険料1万円を支払ったとします。

合計保険料は1,000万円です。

まず早く死んでしまった人には7,000円(保険料の7割)が支払われます。(つまり早く死ぬと3,000円の損となります。)

これは全員が貰えるので700万円が支払に消えます。

そうすると保険料の残金は300万円となり、これを保険会社と長生きした人で山分けします。

長生きした人が5人だとすると、この5人にはすでに7,000円は勘定されていますから、返戻率200%として、残りの13,000円が支払われ、5人合計で6.5万円が給付され、そして残りの293.5万円が保険会社の取り分となります。

生き残りが5人ではなく50人でも、年金の支払額は合計65万円ですから、保険会社は235万円の儲けとなります。

とんでもないぼったくりです。

でもひどいと思われるでしょうが、これでも原価率は約70%以上ありますから、保険としては良心的な部類なのです。

なぜこのように保険会社がぼったくるのかというと、20年先の平均寿命がどうなっているのか保険会社としてもまったく分からないので安全率は高くしておかないと心配で心配で夜も眠れなくなるためなのです。

平均寿命の各種予測値はありますが、100%それを信じている保険会社などどこにもありません。

来年の金利も分かりませんし、10年後の医療技術も正確に予測することもできませんし、まして20年後の死亡率などあてにできません。

したがって保険会社として、経営上のリスクを担保する方法は、できるだけ安全率を高くし、つまり将来保険金として支払う予想金額を10倍ぐらいに膨らませて見積もり、保険料を集めておくのです。

そうすると長生きする人が2倍や3倍になっても契約どおり年金を支払うことができるのです。

アクチュアリーがいくら計算したところで、そんなものを信じて経営をしていたら、保険会社は10年も持たないのです。

つまるところ保険会社を健全に経営するためには安全率を高くする(危険差損で稼ぐ)ことしか方法はないのです。

以上より、「トンチン年金」とは、契約者から集めた保険料がそのまま生存者への年金と保険会社の収入となっているだけなのです。(いわゆる博打と同じ原理で、参加者から集めた賭け金(保険料)を勝った人と胴元が分け合うシステムと言えます。=ゼロサムの原理)

マイナス金利の現状となっては、ついに保険会社もやってはいけないことに手を出さざるを得なくなったという訳なのです。

ついに保険会社も博打の胴元です。
どこにプライドがあるのでしょう・・・


○「人生100年時代」は本当?

  最初に次のグラフをご覧ください。

出典元:国立社会保障・人口問題研究所「総人口,高年齢区分(70歳,80歳,90歳,100歳以上)別人口」、グラフは川島FP作成

たぶん第一生命が使ったのがこのデータです。

わざとグラフを見せず、2050年に100歳以上の人口が70万人という数値だけを示しています。

でもこのグラフが示しているのは、2050年に70万人となるのは異常値であり、団塊の世代が100歳を超えるようになるため(グラフではこぶの部分)であり、その後2065年までは70万人を超えることはありません。

このデータでは2074年に本当のピークがあり、この年の100歳以上の人口が約88万人と推計されています。

たぶん医療技術の高度化などによる寿命の伸びと人口減少を相殺すると、2074年頃が100歳以上の人口のピークとなるようです。

でも「2074年に100歳以上の人口が88万人」と言っても誰もそんな遠い将来のことなど興味がないでしょうから、「2050年に100歳以上の人口70万人となり2015年の10倍にもなる。」と言って脅かしているのです。

いやだねー保険屋のやることは。

それに人口問題研究所の推計は本当に正しいのか?
という疑問もあります。

シミュレーションとはいろいろな前提で試算したものであり、このグラフで使用した数値は「出生数中位、死亡数中位」を前提としています。

つまり待機児童0政策が行われないから出生数は伸びず、医療技術の進歩ではips細胞の利用も無視して推計していますから、たぶん大はずれの推計になると思われます。

この推計をした人口問題研究所の人もそんなの分からないから、出生数が伸びた場合や死亡数が減った場合も計算してますよといろいろなデータを示しています。

結局いろいろ試算しておけばどれかが当たるだろうという推計なのです。(シミュレーションとは本来そういうものなのです。)

でも保険屋さんはいろいろの前提を隠してしまい、自分に都合のよい数字だけを使っているので、保険屋さんの言うことを鵜呑みにしてしまうマスコミの人は気を付けてください。

まあ誰だって未来は分からないのです。

ですから誰にも分からない未来について、まことしやかに「人生100年時代」などと言いふらすのはどうかとも思いますし、それに乗せられる方もばかげています。

分からない未来を心配するよりメタボやがんを心配しなさいと私は言いたい。

それにこのままマイナス金利が続くと、2050年にはニッセイや第一生命があるかどうか分かりませんから、最も信頼できる、そして超優良な国民年金の保険料を払いましょう。

国民年金の返戻率は197%(実質利回り2%)ありますから、今の世の中でこれに勝る年金保険はないのです。(超低金利で保険会社の年金保険は屑になりましたが、国民年金は超優良な年金保険となりました。)

参考
国民年金の保険料を16,490円とすると
10年間の保険料は、
16,490円×12月×10年=1,978,800円
これに対して65歳から85歳まで受け取る年金額は、
780,100円×120月/480月×(85歳-65歳)=3,900,500円
(返戻率197%)
同様に100歳までの返戻率は約345%(支払った保険料の約3.5倍)


○平均寿命についての誤解

参考
男性の平均寿命は80.8歳ですが、70歳の人が「おれの寿命はあと11年ぐらいか」と考えるのは間違いで、平均寿命とは生まれたばかりの0歳児の寿命で有り、70歳では平均余命が使われ、この場合は15.6年になります。(つまり70歳の人は15.6年後に1/2の人が生存しています。)

 この平均寿命に関する誤解はよくある話で、特にある一定以上の大人の人はそうかも知れないですね。

でも今では中学校でヒストグラムを習っていますから、いわゆる代表値に対する理解は進んでいます。

代表値とは、平均値や中央値(メジアン)、最頻値(モード)などです。

分布が左右対称の釣り鐘型の場合はこの3種類の代表値はほぼ重なりますが、平均寿命や平均年収などは分布が片方に広がるため平均値が分布のピークとずれてしまいます。

そうした場合、よりピークに近い中央値や最頻値などがよく使われます。(と中学校では教えています。)

と言うことで第一生命に中学校の内容を教えて貰ってもそれほどありがたくはないね~~


○トンチン年金は病気の人、がんの人は大歓迎

トンチン年金ではすぐに死にそうな人は大歓迎です。

ですから「おれは絶対に死なない。」と思っている人だけ入りましょう。

結論
「トンチン年金」ってほんとうにいやな保険だね~~


保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。




2012年4月10日火曜日

ニッセイ(日生)みらいのカタチ「総合医療保険」に医療保険を選ぶ基準をあてはめてみたら


(グラフはクリックすると拡大します。)

前回投稿した医療保険を選ぶ基準の考え方をニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」に適用してみました。


医療保険を選ぶ基準とは、一生涯で支払う保険料(累計保険料)と6種類のケガや病気のときにもらえる給付金のバランスから、私が最適と思われる入院日額や手術特約などのプランを示し、累計保険料についてはグラフを示しました。

その際使用しましたデータは次のとおりです。


国民医療費
ライフネット生命の「じぶんへの保険」
アフラック「新EVER」



ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」についても同様な考え方で累計保険料を比較してみました。


前提は30歳男性としています。


各保険は、限度日数60日(ニッセイは124日)、特約として手術をそれぞれの商品に付けています。
新EVERについては、前回と同様に三大疾病、先進医療、長期入院を付けています。
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」とCUREはこちらの投稿と同じ条件としています。


この前提により試算した結果は以下のとおりです。


一生涯(30歳~81歳)に支払う医療費(国民医療費)と保険料の累計額

国民医療費    [149万円]
ライフネット生命の「じぶんへの保険 入院  5,000」  [142万円]
ライフネット生命の「じぶんへの保険 入院 10,000」  [229万円]
アフラック「新EVER」   [135万円]

オリックス生命「CURE」   [263万円]
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」  [509万円]


医療保険を選ぶ基準の考え方より、この中で、じぶんへの保険(入院 10,000)の場合の保険料累計額229万円が最高額となりますから、この金額を30歳男性の「適正な累計保険料の上限」として上のグラフで示しています。

この基準(適正な上限額229万円)からすると、CUREの累計保険料は、60歳払済みの時点で263万円となりますから、34万円割高と言えます。

CUREは、入院一時金50万円があり、手術給付が一律20万円なので、じぶんへの保険の一律10万円給付よりももっとムダが多く(手厚く)なり、その分割高な保険料となっています。

ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」の累計保険料は、60歳払済みの時点で509万円にもなります。

適正な上限額の2.2倍、280万円も高い保険料です。


この保険を誰におすすめしたらよいか私には分かりません。



保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。
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2012年4月4日水曜日

ニッセイみらいのカタチ「終身保険」「定期保険」の評価を加えました

2012/4/4更新 日本生命のニッセイみらいのカタチ「定期保険」を反映しました。

保険会社の原価率比較


2012/4/4更新 日本生命のニッセイみらいのカタチ「終身保険」を反映しました。

終身保険を貯蓄性で比較してみました


日本生命のニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」の評価はこちらをご覧ください。

参考
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」に医療保険を選ぶ基準をあてはめてみたら

ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」とCURE(キュア)を比較してみました


保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。


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2012年4月3日火曜日

ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」とCURE(キュア)を比較してみました


いよいよニッセイ(日生)も単品の医療保険を発売しました。


注目する点は・・・なにもありません。

でも保険料が高すぎますね・・・


保険料が高い分きっと給付金をたくさん貰えるのかなと思って、CUREと比較してみました。
(右図参照、クリックすると拡大します。)

真ん中の薄紫色の六角形が主要なケガや病気のときの自己負担額(100%)の範囲となります。
この自己負担額とは、医療費の3割負担分と差額ベッド代などを含んだ金額になります。

ですから、保険からの給付金がこの六角形よりも外側(100%以上)なら、お財布から支払った金額以上に給付金がもらえることになります。

図を見るとCUREの圧勝ですね。

たとえば、胃がんの場合、給付見込額(独自の推定値)は、
ニッセイみらいのカタチ 51万円(自己負担額の109%)
CURE                         96万円(自己負担額の205%)

胃がんのときに、CUREは自己負担額の2倍以上の給付金がもらえます。(推定額)


その理由は、CUREは三大疾病のときに入院一時金として50万円がもらえるからです。

骨折や虫垂炎のときはこの一時金が出ませんから、ニッセイみらいのカタチがチョット勝っています。(5万円多くなっています。)

したがって、グラフに示した場合について評価すると、ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」は、CUREと比較すると2倍の保険料を払って、CUREの半分の給付金がもらえるので、CUREの4倍高い保険と言えます。

保険料と給付見込額より、独自にコストパフォーマンスを試算した数値を表の下に示しています。
この数値より、同じ保険料なら、CUREは「総合医療保険」の3.1倍(=634÷207)多く給付金がもらえることになります。(コストパフォーマンスの内容についてはこちらをご覧ください。)

注意
1 以上は、独自に推定したものであり、実際の給付額と異なっているかも知れません。
2 ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」の手術対象範囲は、健康保険などの公的医療保険制度の給付対象となる手術すべてが含まれます。(約1000種類


参考
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」に医療保険を選ぶ基準をあてはめてみたら

ニッセイみらいのカタチ「定期保険」の評価はこちらです。

ニッセイみらいのカタチ「終身保険」の評価はこちらです。



2013/10/28
新CURE(キュア) はおすすめか? EVERと比べてみました。


保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。


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2010年4月22日木曜日

日本生命の「みらいサポートEX」はお勧めか?


日本生命の新商品 ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」についてはこちらをご覧ください。



定期付終身保険として、日本生命の「みらいサポートEX」、明治安田生命の「元気のみかた+」をとりあげます。
50歳(男)として試算しています。

【みらいサポートEX】 保険料47,610円(70歳満了)
○終身保障 入院1万円(124日型、特定疾病時2万円)
療養一時金5万円(62日型の選択、療養一時金の取り外し可)
手術5~20万円
終身保険10万円

○定期保障 死亡高度障害 490万円
3大疾病 500万円
要介護 500万円
(定期保障は10年間であり、更新時は保険料が上がります。)

【元気のみかた+】 保険料11,859円
(70歳満了、がん保険料払込免除特約)
○終身保障
入院日額 5000円(180日型、通算1095日)
終身保険 50万円

○定期保障(10年ごと自動更新、更新後保険料はアップします)
入院治療保障特約Ⅲ型(保険診療の自己負担全額を保障(差額ベッド代等は出ません)、Ⅲ型は1回90万円が限度、通算600万円まで)
先進医療保障(技術料と同額を保障、通算600万円まで)

ここで、生命保険文化センター資料より、胃ガン脳梗塞で入院した場合の自己負担額と各保険からの給付額を比較してみます。

【胃ガンで26日入院した場合】
自己負担額       467,671円
みらいサポートEX 5,970,000円(推定)
元気のみかた+      924,240円(推定)

【脳梗塞で51日入院した場合】
自己負担額       548,973円
みらいサポートEX 6,250,000円(推定)
元気のみかた+   1,125,276円(推定)

さて、以上の給付額についての私の感想です。
開いた口が塞がりません・・・

「みらいサポートEX」については、自己負担額の10倍も給付があります。
本来必要な保障は1/10で十分なのに、10倍も高いものを買わされていることになります。

よくもまぁこのような保険を設計するもんだと感心すると言うか、あきれるばかりです。
契約者側のことをまったく考えない、会社側の必要性に応じて設計しているとしか思えません。

「みらいサポートEX」については、保険料総額が1200万円を越えると思われます。
必要もない死亡保障や手厚すぎる三大疾病保障、そして推測として高い付加保険料のためにこのように高額な保険料となっているのです。

この保険料の半分でも満期に戻ってくればまだしも、そのほとんどが掛け捨てですから、70歳時点では、大半の手厚い保障がなくなり、一円も戻ってきません。
保険に入る時に1/10の保険料にして、残りを貯金していれば、1000万円ぐらいは貯まっていたはずです。

明治安田生命の「元気のみかた+」については、給付額が実際の自己負担額の2倍あり、その分不要な保障と言えます。

医療リンクの「入院治療保障特約」は、健康保険の自己負担3割分がこの保険から全額給付されますから、医療費を気にせず療養に専念でき、よい特約だと思いますが、高額療養費制度からの給付を考慮すると、医療費が高額な三大疾病などの場合は、実際の自己負担額は10%程度に下がるため、ここでも手厚い(大いにムダな)保障と言わざるを得ません。

その他に私が問題だと思う点は、入院日額5000円が主契約で医療リンクが特約という点です。
お客様の要望としては、終身医療をメインとして契約する以上、医療リンクを主契約とすべきだと思いますが、終身保障をなるべくしたくないと言う会社の都合が優先された設計となっており、この点は極めて残念です。

生保大手の保険商品については、FPとして何の魅力も感じません。
日本生命はブランド力に頼ったCMと営業をしていますが、商品に魅力がないかぎり賢い今の消費者から捨てられる日はそう遠くないと思います。

最後に裏事情として、1990年代に契約されたお宝保険が逆ざやとなり、大手生保を苦しめています。この解消のため各生保は全力をあげて「契約確認訪問」をしています。

その際の提案商品として「今の保険をEXに乗り換えると割引があります。」と言って乗り換えを進めているのです。決してだまされてはいけません。
(各保険の保障内容や給付額については、勘違いや間違いがあるかも知れませんのでご了解願います。)



保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。