2020年1月1日水曜日

家計や投資についてのご相談



投稿をご覧いただきありがとうございます。

令和4年8月より、業務量を減らすため、一般の個人の方の有料相談は終了させていただきます。

既契約のお客様からご紹介のあった方については、ご相談の上、料金、資産運用内容等を個別にご調整させていただきます。

長期にわたり皆様方のご愛顧に感謝申し上げます。

川島FP事務所
メール  fp.kawasima@gmail.com

2019年11月25日月曜日

高金利の外貨建て保険商品は儲かるのか?


いよいよ2020年1月より標準利率が現状の0.25%から0%になります。

保険会社はこの標準利率をもとに保険商品の予定利率を設定します。

このため、年明けから貯蓄性の保険商品の貯蓄性はなくなってしまいます。

利回りが0%付近ですから、10年たっても利子は付きません。

「保険料は一生上がりません」と言っている保険も予定利率が0%ですから、支払った保険料は増えることはなく、その中から手数料として70%を取られ、30%程度が給付されることになります。

それなら保険ではなく貯蓄をしていれば、貯蓄額の100%が、病気でも介護でも海外旅行でもリフォームでもなんにでも使えるお金になります。

また貯蓄では、世の中の金利が上昇すると利子が付き始めます。利子が2%なら1年後の返戻率は確実に102%になります。(税抜きで101.8%)

保険は契約した時点の予定利率が一生適用されるので、2020年に契約すると、いつまで経っても予定利率は0%のままです。(お宝保険ではなく「お荷物保険」)

したがって2020年に貯蓄性の保険に入ろうとする人は、とりあえず止めた方がよさそうです。

反対に10年の定期保険はおすすめです。死亡率の低下などにより割安になっています。


この超低金利は保険会社も苦しめています。

終身保険が売れないため、責任準備金がどんどん目減りし、運用資産が減ってしまいます。

そこで高金利の外貨投資に踏み出していますが、リスクも増大します。

しかし外貨を契約者に買って貰えば、リスクは契約者へ、リターンは保険会社がゲットできますから、左うちわの商売ができます。

もしかしてあなた!・・・外貨建て保険、買ってないでしょう?

いずれにしても保険会社はガッチリ儲け、保険を買う人が騙されるのです。

でも契約者は高利回りの投資ができてハッピーだよ!・・・と言う銀行員がいそうですが、そういう為替を理解していない馬と鹿が売っているから金融庁は怒っているのです。

なぜ馬と鹿なのか。

為替レートが不変ならば「高金利商品」はとても魅力的です。

世界中を見渡して米国債の利回り1.8%は極めて魅力的です。

なにしろEUのギリシャやイタリア国債までもが1%付近ですから、ほぼノーリスクの米国債を世界中の投資家が買いたがるはずです。

そうすると世界各国の投資家はこぞって米ドルを買い、そのお金で米国10年債に投資することでしょう。

さてその時、為替レートはどうなるのか?

プロの世界では「裁定取引(Arbitrage)」といいますが、人気の米ドルは値上がりし、人気の無い(売られる通貨)は値下がりします。

この為替の裁定取引により、米国10年債の利回りは、これを買う国の国債の利回りと同じになるまで低下します。

参考
詳しくはこちらの投稿をご覧ください。

そして理論的には、表面的な利回りにかかわらず、為替の裁定取引により各国の金利差は解消され、どの国の国債も利回りは同じレベルになってしまうのです。

もしそうでなければ、日本国債を買う外国人投資家はいなくなってしまいます。

この結果、外貨建ての貯蓄性保険商品の利回りは、ほぼ日本国債と同程度の利回りになる可能性が高いと言えます。

注意
為替は常に変動していますから、ときどきで儲かったり損したりしますが、契約時点の高利回りで円貨の利子を受け取れると思っていると、がっかりします。おおざっぱには日本国債より儲かる確率が50%、損する確率が50%と見ておくと無難です。


2020年は世界各国で利下げ競走となりそうです。

そうすると債券投資で利子を稼ぐ事が困難になります。

銀行などは高利回りの外貨投資を強力に勧めてきますが、騙されてはいけません。

ではどうしたらよいのか?

私のおすすめは「個人向け国債(変動10)」です。

安心安全な投資商品であり、最低金利保証(0.05%)、変動金利のためインフレにも強く、いつでも中途換金ができます。

銀行窓口などではこの商品を鼻で笑う輩がいますが、「おすすめしない」担当者は腹黒く、「いい商品です」とすすめてくれる担当者は善人です。

そして川島FPも善人なのです・・・(^^;)


保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。








2019年10月28日月曜日

お得な金融機関はどこ?


金融庁が儲けさせてくれそうな金融機関とだめな金融機関を公表しました。

投資信託や保険商品をどこから購入すべきか・・・

たぶん参考になると思います。

儲けさせてくれる金融機関はどこ?



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2019年10月10日木曜日

2019年9月3日火曜日

オリックス生命の新保険はお得なのだろうか?


はじめにお断りしておきますが、「オリックス生命の新保険」についての細部の説明はしていません。

ここでは2018年「標準生命表」から死亡保険の原価(純保険料)を計算し、それとの比較に於いて「オリックス生命の新保険」などのコスパを皆さんがお考えください。

では、2018年「標準生命表」から死亡保険の原価(純保険料)は次のとおりです。(金利は無視しています。)





  (表はクリックすると拡大します。)

この表より40歳の場合について見てみます。


40歳男性の死亡率は0.00118であり、これは40歳の男性が10万人いたとすると、1年間に118人が事故や病気などで死亡することになります。

この118人に死亡保険金100万円が支払われるとすると、合計1.18億円のお金が必要となりますから、これを10万人が均等に負担するとして、1人あたり1年間に1,180円の保険料を徴収することになります。

参考
死亡者からは保険料が徴収できませんが、その金額の最大値は約14万円程度ですから、これを加味しても保険料が1.4円程度上がるだけです。

40歳の女性については、1年間の保険料が880円です。

それぞれの月額保険料は、男性98円、女性73円です。

これを10年の定期保険とした場合、男性の月額保険料は148円、女性は104円です。

生命保険金額を1,000万円とした場合は、月額保険料は10倍されて、
男性1,480円、女性1,040円になります。

ちなみにライフネット生命の「かぞくへの保険」
保険金額1,000万円の保険料は、

40歳男性10年定期の月額保険料は
 1,925円(原価率76.9%)

40歳女性10年定期の月額保険料は
 1,463円(原価率71.1%)

参考
女性の死亡率は低く、生命保険料は割安なのですが、事務経費については男女の別がありませんから、これを保険料に上乗せすると、女性の原価率は多少男性よりも悪くなります。

さてオリックス生命の新保険「ファイン・サポート・プラス(定期保険)」について、

特徴は、
○持病や入院・手術の経験がある方が加入しやすい一定期間を保障する死亡保険
○解約払戻金がない定期型のため、終身型の引受基準緩和型商品に比べてお手頃な保険料を実現
○保険金額や保険期間をニーズに合わせて選べる
○保険金額の削減期間がなく、加入時から 100%保障

具体例(10年定期)・・・オリックス生命の資料より
40歳男性、保険金額500万円
 月額保険料 3,755円
 (純保険料は740円、原価率19.7%)

40歳女性、保険金額500万円
 月額保険料 2,950円
 (純保険料は520円、原価率17.6%)


持病や入院・手術の経験がある方が加入できるので、割高になっています。

注意
持病や入院・手術の経験がある方の死亡率は、標準生命表と異なりますが、標準生命表はあらゆる人々を包含した死亡率となっています。(大数の法則)
したがって、健康な人だけ加入できる保険に標準生命表を適用することは、不健康な人たちが加入する保険にこれを適用するのが間違いであることと同様に間違いです。

以上ご参考としてください。


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