(1)死亡保障
夫に万が一の場合、妻と子の生活費及び子の教育費が必要ですので3000万円(子1人)~5000万円(子2~3人)の保障を確保しましょう。
子供の教育費は成長と共に累計額が下がるので、収入保障タイプ(月払い方式で保険金が給付され、保険期間満了時期が近づくにつれて合計補償額が低下するため、保険料が割安)の保険がよいでしょう。
(会社に団体定期保険がある場合は活用しましょう。その際は収入保障保険の保障額が減らせます。)
妻の保障は、専業主婦またはパート(週30時間未満)の場合は500万円ぐらいの定期保険でよいでしょう。
妻が扶養を外れ、自分で社会保険料(年金、健康保険、雇用保険等)を支払っている場合は、1000万円ぐらいの保障を確保しましょう。
基本的には定期保険または勤め先の団体定期保険がよいでしょう。
(2)医療保障
「保険はどのように選んだらよいか(その2)(2)医療保障」を参照してください。
女性の場合は、最初の出産前までに医療保険に加入することをお薦めします。
帝王切開などの異常分娩は給付の対象になりますし、また異常分娩がありますと、その後保険加入を申し込んでも条件付(子宮等の部位不担保)となりますから、第1子出産以前(おおよそ予定日の2ヶ月ぐらい前まで)に加入したほうがよいと思います。
(3)貯蓄
貯蓄は、最初が肝心です。結婚したら、子供が生まれたら始めましょう。
まずは当面の不意の出費(親戚友人の慶弔や病気・事故)に備えて給料の3ヶ月分を貯金しましょう。
自営業のかたは、病気・事故等により収入が途絶えますから生活費の6ヶ月分が目安となります。
子供の教育資金は学資保険ではなく貯蓄で準備することをお薦めします。
最近は中学受験する割合が20%と増加しており、私立中学では入学時に153万円が必要です。
これを子供が生まれてからの11年間で貯蓄するには月に11,600円になります。
計画的にかつ元本割れしない商品で準備しましょう。
続く
保険はどのように選んだらよいか(その1)
保険はどのように選んだらよいか(その2)
保険はどのように選んだらよいか(その4)
保険はどのように選んだらよいか(その5)
保険はどのように選んだらよいか(その6)
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