ちゃんと応える医療保険EVERの リニューアル
支払い額に対する給付率を上げる対策その1
○入院日額を5千円から1万円に上げる。
この場合の給付見込範囲をグラフに示しています。
(グラフはクリックすると拡大します。)
新CURE及びEVERとも、胃がんなどの重大な病気において、ほぼ100%の範囲(実際支払った金額)をカバーできています。
足の骨折や虫垂炎などでは、病院への支払い額の2倍を超える金額が給付されます。
入院日額を1万円とした場合の保険料は次のとおりです。
(50歳男性の場合)
新CURE 6232円(基本プラン)
コストパフォーマンス 422
EVER 6129円(総合先進医療含む)
コストパフォーマンス 396
注意
コストパフォーマンスの説明についてはこちらをご覧ください。
数値が大きいほど安い保険料で給付金が多くもらえる保険です。
支払い額に対する給付率を上げる対策その2
○入院日額5000円に特約をつける。
新CUREには「がん診断治療給付金(50万円)+通院」、EVERには「三大疾病入院一時金(50万円)」を付けた場合を検討してみます。
それぞれの特約の保障範囲のちがいは、表に示したとおりです。
(表はクリックすると拡大します。)
注意
約款における「がん(悪性新生物)」の定義のちがい
ICD-10の分類の構成(基本分類表)に基づき新CUREもEVERも悪性新生物の支払条件を規定していますが、オリックス生命などの保険は包括的(例C81~C96)な表記であり、アフラックの保険ではC81,C82,C83,C84,C85,C88と個別に表記しています。
このため、現在は基本分類表にC86,C87はありませんが、将来このコードに「悪性新生物」が割り振られた場合、オリックスなど「C81~C96」と規定している保険からは一時金が支払われますが、アフラックの保険ではこのコードは対象外となり一時金はでません。
新CUREの特約は「がん充実保障プラン」とした場合を示しています。
このプランにはがん診断治療+がん通院がセットされていて、これを合計した保険料が1955円となっています。
新CUREの通院保障は、がん(悪性新生物)と診断され、入院し、その後のがんの治療のために通院した場合に1回5000円が60日を限度に給付されます。(つまりピンポイント給付)
注意
新CUREのがん診断治療給付金では上皮内新生物にも支払われます。
一方のEVERの通院ありプランでは、579円の保険料ですべての病気やけがの入院について、その前後の通院1回あたり3000円が30日を限度に給付されます。(つまりばらまき給付)
参考
がんの治療では入院期間の短期化、通院治療の増加があるのかも知れませんが、23年の患者調査では、悪性新生物の入院患者数(13万人)は全入院患者数(134万人)の10%にしかなりません。残りの90%の入院患者(121万人)は精神疾患やケガや循環器系疾患などの患者ですから、通院日数の増加傾向という流行語にはあまり関係がないと思われます。
さてこの特約を基本プランに付加した場合の給付率がどうなるのか、次のグラフをご覧ください。
(グラフはクリックすると拡大します。)
新CUREの「がん充実保障プラン」は、胃がんや乳がんでは100%を超えますが、脳梗塞(46%)、心筋梗塞(60%)では不十分な給付率です。
しかし新CUREは長期入院保障が充実していますから、脳梗塞などでリハビリのため長期間入院する場合は限度日数がありませんから安心できるのではないでしょうか。
参考
23年患者調査によると、脳梗塞の平均在院日数は97.4日とかなり長期になります。
しかし新CUREは長期入院保障が充実していますから、脳梗塞などでリハビリのため長期間入院する場合は限度日数がありませんから安心できるのではないでしょうか。
参考
23年患者調査によると、脳梗塞の平均在院日数は97.4日とかなり長期になります。
「EVER+三大疾病入院一時金」については、三大疾病についてとても安心できる給付率です。
1605円で三大疾病をカバーしているのでとてもおすすめです。テールリスクへの備えとしても使える充実した給付金です。
新CUREの加入の仕方としては、大船に乗りたい人は入院日額1万円の基本プラン(6232円)が良いでしょう。
たばこを吸わない、血管年齢が50歳よりも若い人は日額5000円の基本プランに1955円を上乗せした「がん充実保障プラン」(5127円)が良いでしょう。
以上より
私のおすすめプラン
(50歳男性の場合)
新CURE
がん充実保障プラン(日額5000円)
保険料 5127円(終身払い)
コストパフォーマンス 452
EVER
通院なしプラン(日額5000円)+三大疾病入院一時金+総合先進医療
保険料 4719円(終身払い)
コストパフォーマンス 681
女性の場合「新CURE Lady」「Lady's EVER」は保険料を膨らませるだけの商品なので、私はおすすめしません。上記のプランから選ばれてよいでしょう。