2015年6月22日月曜日

ちゃんと応える医療保険EVERの重大疾病特約について

2017/3/2
ちゃんと応える医療保険EVERの リニューアル


CMでは「重大疾病」と言っていますが「十大疾病」と勘違いしそうですね。

三大疾病がなぜ「重大疾病」になってしまったのか解せませんが、いずれにしろ保険会社の得意なイメージ戦略ですから、商品の中身をしっかり見ることが大切です。


さてEVERのなにがどう変わったのか。

改正前の特約内容

「三大疾病入院一時金特約」は、三大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)で入院したら50万円がもらえます。一生に1回だけです。上皮内新生物はもらえません。


<改正後の特約内容>

「三大疾病一時金特約」は、入院しなくてもがんと診断されたら50万円がもらえます。
上皮内新生物は当然もらえません。
2年に1回を限度に何回でももらえます。(2回目以降は入院していることが条件です。)

急性心筋梗塞及び脳卒中では、1回目でも治療を目的として「20日以上入院」または所定の手術を受けたときにだけ50万円がもらえます。

脳血管疾患の平均入院日数は、リバビリが必要なので90日を超えていますが、虚血性心疾患の平均入院日数は9.5日程度ですから、50万円がもらえる可能性は低いと考えられます。

現状として、病院では長期の入院患者はまったく儲けにならないので、なるべく入院期間を短期化する経営努力をしていますから、「20日以上入院」はかなり厳しいレベルと言えそうです。

ちなみに特約保険料は、
改正前「三大疾病入院一時金特約」 1,605円
改正後「三大疾病一時金特約」     3,135円
(50歳男性の場合)


またメットライフ生命「Flexiフレキシィ」の三大疾病一時金と比較すると、

フレキシィは、ガン(悪性)と診断されたら50万円、脳血管疾患・心疾患で手術(ファイバースコープ、カテーテル手術を含む)するか、または20日以上入院したら50万円、そして上皮内新生物と診断されたら25万円もらえます。
しかも1年に1回、通算5回までOKです。

EVERは「Flexiフレキシィ」の三大疾病一時金特約をパクッタようですが、CMでは「重大疾病」と名前を変えて、Flexiとかぶらないようイメージ戦略をとっています。

しかし、Flexiは上皮内新生物にも25万円が出ますし、1年に1回が基準、しかも特約保険料は2,825円(50歳男性の場合)ですから、EVERよりも310円も安くなっています。

注意
EVERでは「三大疾病保険料払込免除特約」を付加しない場合、「三大疾病一時金特約」の保険料は2,605円となりFlexiより220円安くなります。←おすすめです。

EVERの重大疾病特約は、Flexiに対して後出しじゃんけんとは言え、この分野NO.1の地位にあぐらをかいているため割高な価格設定となっています。

というより、アフラックでは「通院」や「払込免除」などの特約を付加させることで客単価UPを必死で努力しているように見えますから、賢い消費者としてはいらない特約は外し、必要な保障だけを割安で契約するようにしましょう。


またEVERでもうひとつ評価できる特約があります。

「三大疾病無制限型長期入院特約」は、すべての入院限度日数が60日から365日に延長され、さらに三大疾病による入院が日数無制限で保障されます。しかも特約保険料は310円(50歳男性、保険料払込免除なしの場合)ですから、これはおすすめです。


さて、蛇足として最近「保険料が一生涯上がらない」ことを各社さかんにアピールしていますが、医療保険の現状はどんどん新しい商品が発売され、保障が充実する一方で保険料は割安となって来ています。

つまり、今終身の医療保険を契約してしまうと、1、2年後には悔しい思いをすることはほぼ確実です。

したがって賢く医療保険を選びたい人は、10年定期の医療保険を契約し、あとから出てくる新商品にどんどん乗り換えして行くのがよいのです。

もしその間に重大疾病などで入院した場合は、現契約の定期保険を更新すれば良いのです。更新については、保険料が上がるものの、無診査ですから保障は継続されます。