オリックス生命が保険業界ではじめて「ネット型生命保険の比較広告」を行いました。
印象として「イマイチ腰が引けている」感じがします。
比較広告により「ネット生保戦争」が始まることを行政も、そしてオリックス生命も考えていないのではないでしょうか。
むしろ「敵は本能寺」つまり「国内生保」の牙城を崩すことにあると思われます。
「保険」は目に見えない実体のない商品ですから、訪問販売による「人」と「人」の繋がりによる契約はなかなか崩すことの出来ない「砦」のようなものです。
「ネット生保の時代」とは言われていますが、例えばライフネット生命の保有契約の年換算保険料は僅か 48 億円超、日本生命の保険料等収入は 4兆8,964億円もあります。
つまり「ネット生保」は流行ではあっても保険業界では主流からほど遠い「ミクロ」的存在にすぎません。
まだまだ多くの一般消費者に選んで貰えていないのが実体です。
ですからオリックス生命の比較広告は高く評価したいとは思いますが、比較する「相手」を間違えています。
「敵」は国内生保であり、その極めて割高で悪質な保険の実体を白日の下に晒すことが必要ではないでしょうか。
私もFPとして微力ながらこのブログを通じて「良い保険」とは何かを追求して行きたいと思っています。
参考情報として、オリックス生命の比較広告のA社はライフネット生命「かぞくへの保険」、B社はnextia生命「カチッと定期」、C社はライフネット生命の終身医療保険「じぶんへの保険」と思われます。
そして私の比較リストにはありますがオリックスの比較広告には載せられていないNKSJひまわり生命の「無配当定期保険」はお勧めです。Bridge(ブリッジ)よりも保険料が安いです。
詳しくはこちらをご覧ください。
参考
新CURE(キュア) はおすすめか? EVERと比べてみました。
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