全国実態調査の結果では、年間の保険料合計額が454,000円(月額37,800円)でした。
また調査結果は、全国(436地点)の4,054世帯の平均値であり、世帯主平均年齢56.3歳、世帯年収613.8万円となっていますので、月収は約38万円(年収の1/16)ぐらいとなります。
したがって月収に占める保険料の割合は9.9%となりますので、おおむね妥当な割合と考えられます。
しかしこのような世帯は、この調査が始まった昭和40年には保険加入状況を調査するには標準的だったかもしれませんが、核家族化が進んでいる現状では一般的な保険加入状況を調査する対象としては疑問があります。
20代から40代の世代を見ると、単身世帯が半数以上を占めており、収入も多くはありません。
この世代の家計において、一般的な月収に占める保険料の割合を次に記しますので、ご参考としてください。
独身(親と同居)10%、独身(一人暮らし)5%
世帯(専業主婦)子供なし5%、子供あり9%
自営業(専業主婦)子供なし7%、子供あり9%
共働き子供なし5%、子供あり9%
基本的な考え方は、保険は遺族(妻、子)のためのもので、子供が一人生まれれば死亡保障を1000万円増やす必要があります。また自営業では所得保障も必要になります。
最後に56.3歳の世帯主といえば私も同じなのですが、ちなみに私の場合死亡保障は0円です、医療保険は夫婦合計で19万円(年払い)、その他個人年金保険です。
子育てが終われば自分のための保障(医療と年金)に切り替えるべきで、454,000円は見直しして、老後生活資金として貯蓄したほうがよいと思います。
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