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割安な定期保険よりももっと割安な収入保障保険が売れています。
なぜ収入保障保険は割安なのか?
定期保険は、保険期間を通じて一定の保険金額を補償しています。
しかし家族の必要とする万が一の場合の保障額について、子供の教育費の総額は年々減少し、妻の余命も年々短くなりその分の生涯の生活費も低下するので、遺族補償の総額は年々低下をします。
この遺族補償の総額の減少に合わせて保険金額も年々低下させる方式が収入保障保険です。
収入保障保険は、被保険者が死亡した場合、その時点から満期まで毎月契約した月額(収入保障)が給付されます。
したがって満期までの残り期間が短くなれば給付月額は変わらないものの、受取合計額が少なくなります。
つまり必要補償額と保険金額を保険期間を通じてうまく合わせることができ、また年齢が上がるにつれて保険料も高くなるのをこの方式は防いでくれますから、結果として定期保険よりもかなり割安な保険料となっています。
表にはおすすめの6社の収入保障保険を比較しています。
前提は、30歳男性、保険期間60歳、収入月額15万円(カチッと収入保障は14万円)
私の評価は以下のとおりです。
オリックス生命【家族をささえる保険 Keep(キープ)】
保険料免除が付いている割には割安です。
保障期間が1年ですが、5年までが選択できます。
(保障期間5年の場合、当然保険料は上がります。)
6社の商品の中では保険料が最安値(他社の割引商品を除く)であり、しかも保険料免除付ですから、お得ですしお勧めします。
東京海上日動あんしん生命【家計保障定期保険】
一見保険料が高いように見えますが、払込期間が55歳までなので、他社と同様に60歳までの払い込みに補正すると、保険料は4,113円となり、Keep(キープ)よりも42円安くなります。
しかし保険料免除がないのでKeep(キープ)に優位性があると判断します。
アクサダイレクト生命【カチッと収入保障】
保障期間がなく、1ヶ月ぶんの給付金相当のお祝い金が付くだけのシンプルなものです。
収入月額が14万円と低くなりますが、15万円に換算した保険料は4,335円となりオリックス生命に次いで割安です。
アリコジャパン【家族のあんしん】
特定疾病診断保険料払込免除が付いているときの保険料です。
保障期間が5年あり、その割には保険料が割安です。
エジソン生命【収入保障保険】 2011年12月ジブラルタ生命に吸収合併されました。
2010年に発売された商品です。
死亡高度障害の他に寝たきり(要介護状態)になってしまったときにも保険金が支払わます。
非喫煙者の場合10%以上の割引があります。
損保ジャパンひまわり生命【家族のお守り】
健康状況により保険料が細かく設定されており、喫煙者に比較し非喫煙健康体の場合3割近く割引され大変お得です。
ただし保険料免除特約をつけると高くなります。
保険や家計全般の見直し相談についてはこちらをご覧ください。